禁煙のための理由をまずは考えようと思う【長年連れ添ったタバコと別れたらどうなるのか-1】

折れたタバコ

By: MilitaryHealth – CC BY 2.0

喫煙歴10年を越えるとタバコをやめるのも億劫だ

禁煙を考える

15年ともにしたタバコをやめることにしました。特に健康的にどうこうというわけではないのですが、喫煙場所も減ってきたことだし、値上がりして経済的にちょっともったいないので、何かしらの投資費用に変えたりしたいと思い、やめることにしました。

やめる前には少し下調べして、また中々誘惑には勝てないと自分を疑っていたので、少しばかり工夫をすることにしました。かつて、禁煙をしようと思ったことがありましたが、まず「やめたい」と思わないことには、まず辞められません。

見事に失敗しました。

上手くいったと思ったら、たった3日で、それも風邪を引いていたからという理由でした。風邪が治ったらタバコが美味で美味で、スパスパ吸うようになってしまいました。
なのでまずは、心のどこかに「やめたい」という思いが本当にあるかどうかを再確認したほうがいいかもしれません。「やめたい」と思っていないのに、何となく禁煙を始めてみても、うまくいかないでしょう。

やめるにも理由が必要だ

吸いたくなった時に、グッとこらえるだけの自分なりの理由が必要だと思います。その理由があまり強くないと、禁煙は見事に失敗するんじゃないでしょうか。医者からタバコをやめないと「死ぬよ?」と言われてから、実際にやめることができた人もいます。それは、ググッとこらえるだけの理由になることでしょう。まあ、それでもタバコをやめない人もいますけどね。

なのでまずは、私もやめる理由を考えることにしました。私にとってのやめるメリットは以下のようなものでした。一般的に言われているメリットよりも、自分が気にしているネガティブな理由だったり、他の人からするとどうでもいいことのほうが、モチベーションにつながると思い、できるだけ自分目線で考えてみました。

禁煙を成功させるためにやめる動機を洗い出してみる

月1万円〜の出費がなくなる

やめる直前の状況としては、ある程度無駄吸いは減らしていたので、週に3箱ほど吸っていました。出費としては、1ヶ月で1万円そこそこになります。なかなか積み重なると、大きな金額になりますので、これを何か他の用途に回せたら体感的に豊かになれるのではと思いました。

例えば、出費分はサーバ代とかにすれば、Web制作の練習にもなりますし、副業の投資分に回せます。また、その分を健康のために、体に良い少しお値段の高い食材を買うこともできます。ウインナーもシャウエッセンにすることができます。

使わずに貯蓄していれば、1年で12万。市民税の足しになりそうな金額が自然にたまります。そう、タバコを吸う人は、吸わない人に比べて何かしらお金を使えない状態になっているのです。
冷静に認識すると結構大きなことです。今まで見ないようにしていましたが、具体的に考えてみるとなかなかに衝撃でした。といいつつ、あまりピンと来ていませんでしたけどね。

どうやらこれだけでは、私がタバコをやめる理由としてはまだ足りないようです。しかし、ある程度「やめよう」という気持ちに傾きました。これは大きな前進です。

なんとも言えないだるさがなくなる

実際にタバコをやめた上司が、以前話していたことを思い出してみました。その上司が言うには、タバコを吸っていた時は、なんともいえないだるさが襲ってきていたそうです。
しかし、タバコをやめてからというものの、朝イチから元気が溢れ、快調この上ないとのことでした。その時は話を盛りすぎだろう、このやろうと思っていましたが、まあ嘘ではないだろうし、ほんの少し信じてみることにしました。
ここの所、歳をとったからか、まあ朝がだるい。昼もだるい。基本的にだるいのです。まあ、働き過ぎということですね。この感じがなくなったとしたら、一日がもっと楽しく過ごせるのではないかと思いました。ダメ元で試してみようかなぁという感じでした。

これでも、ある程度「やめよう」という気持ちに傾きました。

食べ物が美味しくなる

よく言われるのが、食べ物が美味しくなると聞きます。これは、特にあまりメリットには感じませんでした。なぜなら、タバコを吸っていてもごはんは美味しく感じていたからです。
ただ、食事が美味しくなるということは、生活のなかの食事を楽しめるということにつながります。これは、生きる上で中々のプラスです。
ほんの少しだけ「やめよう」という気持ちに傾きました。

壁などがヤニで汚れないで済む

これまで、何度か引越をしてきましたが、そのたびに壁は黄ばみ敷金を失うことになっていました。今考えれば、経年劣化で何とかなるはずな所もあったのですが、悲しい思いをしていました。
タバコは室内で吸ってしまうと、クロスが汚れてしまいます。1回そこらでは変わりませんが、何年か住むともうそれは黄色いクロスへと変貌してしまいます。試しにハイターで白い柱などがあれば、それをこすってみてください。恐ろしいくらいに染み込んでいます。

換気扇の前で吸っていてもそんな感じでした。残念なことです。しかし、タバコさえ吸わなければ、まあ油汚れなどで汚れるかもしれませんが、リビングが黄ばむことはないでしょう。そして、歯も汚れることはないでしょう。堂々と笑いたいものです。

なかなかに「やめよう」という気持ちに傾きました。

タバコが吸えない店に行ったときにガッカリしないで済む

ファミレスなどで食事の際、喫煙者は喫煙席へと案内される流れへとなります。しかし、店によっては、タバコが吸えないところもあります。ちょっとオシャレを気取った場所であれば、もう吸えなかったりします。たしなみたいのに、たしなめません。なかなかに、がっかりします。

食べたいものと、吸いたい気持ちの2つを満たせる場所がどんどん減っていきます。そんなときは、なかなかに、がっかりします。そんなふうにがっかりしてしまうなら、最初から吸う楽しみを持たないほうがいいと思いました。どうやら、少しストイックな気持ちが発動してしまったようです。

結構「やめよう」という気持ちに傾きました。

人目が気にならないで済む

いつぞやから、飲食店も禁煙の所が増え、吸える所がなかなかないので、携帯灰皿と共に、外で吸うこともありました。外で吸うのは中々のいい黄昏感なのですが、近くに小さい子がいると、罪悪感があるし、この禁煙への世間の流れ。人目が気になってしまいます。

それでも、吸いたければまあマナーを守って吸うつもりでしたが、少しでもやめようかという気があったので、人目はやめさせる影響として、ひとつあります。何か、タバコを吸うことが恥ずかしいことのように思えてきました。
怖いのは、恥ずかしいから、あまり吸わないほうが…と思うと余計吸いたくなるのです。そして、そのたびに、微妙に恥ずかしい気持ちになるのです。

ほんの少しだけ「やめよう」という気持ちに傾きました。

外出時の手持ちの荷物がひとつ減る

外に出るときには、これまで3種の神器といえる、財布と携帯とタバコを持ち歩いていました。タバコを吸わないようになれば、最低限持ち歩くのは財布と携帯だけでよくなります。身軽です。ただ、社会人になってからというもの、外出時にはカバンを持ち歩くようになっていたので、あまり影響は少なかったのですけれども。

ほんの少しだけ「やめよう」という気持ちに傾きました。

伴侶や子供の健康によい(かもしれない)

実際の所、健康的にタバコは悪いのか良いのか、タバコ吸っていても長生きな人もいれば、逆もしかり。よくわかりませんが、副流煙に関しては、さすがに体に悪そうだったので、できれば伴侶や子供に吸わせたくないと思いました。しかし、離れて吸えばいいかなと思っていたのですが、それもどうかと思いだしました。何か面倒くさい気がしました。

なかなかに「やめよう」という気持ちに傾きました。

他の喫煙者より先んじたい

知人にもタバコをやめたい人はいましたので、その人より、しれっと先にやめてしまおうと思いました。やめたい知人より先にやめることができれば、それはもう何ともいえないものになります。

結構「やめよう」という気持ちに傾きました。

今より良い生活ができる

漠然なゲン担ぎですが、何かいいことが起こるといった、根拠の無いご褒美があると思い込んでみましょう。

なかなかに「やめよう」という気持ちに傾きました。夢は大事です。

旅

By: Melanie Feuerer – CC BY 2.0

タバコをやめる理由がそろった

理由がそろったらあとは禁煙を実行することへ

これらのような理由を洗い出してみました。これだけ理由が見つかればきっと禁煙も大丈夫な気がしました。「やめよう」とうい気持ちは自分のなかで一定の量集まったようです。
さて、禁煙を開始です。

禁煙への道として節煙からはじめようと思う に続きます。

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