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住まいの物を減らしたい。
日々の暮らしの中で、ふと気づくと物が増えている。片付けても片付けても溢れる日用品や雑貨。そんな中、必要以上に増えがちなのが文房具です。
特に家にいる時間が長い人ほど、ペンやメモ帳、ホッチキスなどを「とりあえず」買い足してしまいます。しかし、冷静に考えてみれば、文房具はそんなに多くなくても十分に生活できます。
住まいの最適化を目指すなら、文房具の整理も取り組んでみるとよいでしょう。
文房具もそこまで必要ないことに気づく。
仕事でもない限り、家で文房具をフル活用する機会は意外と少ないものです。手元にあるものを思い返してみると、使わないまま放置されたペンやメモ帳がいくつもあるはずです。
何かのキャンペーンなどで、さほどデザイン性も優れているわけでもないボールペンやシャープペンは、いつのまにかデスクの中などに鎮座しているのではないでしょうか。
また、ボールペンやシャープペンはすぐに行方不明になりがちで、気づけば同じ種類のものが何本も引き出しの中に眠っています。そんな状況を防ぐためには、本当に使うものだけを残して、文房具の数を最適化することが大切です。
実際、私もデスクを整理している時に筆ペンや使っていないペンを大量に発見しました。ほとんど使わないのに「いつか使うかも」と思って取っておいたものです。しかし、その「いつか」は訪れないものです。
結局ごちゃごちゃした文房具集団を生む原因になっていました。
思い切って不要なものを捨てると、デスクの中もスッキリし、必要なものだけがすぐに見つかるようになりました。もったいない気持ちはありましたが、それよりも整理された環境の方がはるかに価値があると実感しました。
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子供の分は必要。
とはいえ、子供のいる家庭では文房具は欠かせません。学校や家庭学習の場面では、最低限の文房具が必要になります。最低限、下記のようなものは用意しつつ・・
- 学校用ペンケース1セット
- シャープペン or 鉛筆
- 消しゴム
- 赤青鉛筆(必要なら)
- 定規
- 小さなハサミ
- 家庭学習用ペンケース1セット
- 書きやすいボールペン
- シャープペン or 鉛筆
- マーカー(必要なら)
- のり
- 消しゴム
学校用と家庭用を分けておけば、忘れ物防止にもなり、管理もしやすくなります。それ以外にも、学校から指定されたり、授業で必要なクレパスのような類のものも必要になってきます。子供の文房具は、どうしても増えがちなのは仕方がないでしょう。
大人の分を最適化する。
一方で、大人の文房具は最小限で済みますので、最適化する効果が大きいのはこちらです。仕事のスタイルや生活習慣に合わせて、本当に必要なものだけを揃えれば、無駄なスペースも減らせます。
基本的に、用途が同じものは複数必要ありません。毎日のように手書きで書類などを書いたりしないのなら、ストックをしようとしなくて大丈夫です。ボールペンも1本あれば、かなり長持ちします。
私が住まいの文房具で最低限必要を感じたものは下記です。参考までに私の属性としては、デジタルを中心に仕事をしているデスクワーカーで、たまに通販で消耗品を購入している者です。
- ボールペン2本(赤・黒)
- 仕事やメモ用に黒、訂正や強調用に赤の2本があれば十分です。
- 大人なら書類はほぼこれだけで大丈夫です。
- テープのり
- のりを使う機会が少ないなら、手が汚れないテープのりが便利。
- 意外に使用頻度が高く、書類提出の際に証明書類を貼り付けるなどに必要だったりします。
- マッキー or サインペン or 筆ペン
- 荷物のラベル書き、手紙など用途に応じて使えるものを1本。
- 個人のスタイルで選ぶとよいでしょう。
- カッター
- 買うならしっかりしたタイプのものを。段ボールの開封などに1本あると便利。
- はさみ
- 書類や包装のカットに1本あれば十分。これもしっかりしたタイプのものを。
- シャープペン1本 or 鉛筆1ダース
- 紙に下書きをする機会があるならシャープペン。子供と一緒に使うなら鉛筆でもOKです。
- 消しゴム
- シャープペンや鉛筆を使うなら必須。
なくとも、何とかなるものの、あるとちょっとしたときに困ったことにならないものは下記です。
- ホッチキス
- 書類をまとめる際に使用するが、使用頻度が低いなら小型で十分。
- 定規
- 何かと使う機会があるので、1本は持っておく。
- セロハンテープ
- プレゼント包装や補修作業に便利。
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どちらかというと置く場所とスタイルを意識する。
デスクの中がごちゃごちゃすると、使いたいものを探すのに時間がかかります。ペンや消しゴムを一つの場所にまとめておけば、必要な時にすぐ手が届きます。さらに、どこに何があるかが明確になり、いちいち迷うことがなくなります。
同じ用途のものはいくつも持たないようにすれば、あとは、必要なシチュエーションに最適な導線となるような場所に文房具を配置するのです。
- ペンスタンド・トレー
- 机の上に置くなら、ペンスタンドやトレーを活用し、すぐに取り出せるように。
- デスクにキャビネットがあるなら、その一段目がトレーの役割になるはずなので、余計なものは不要です。
- マグネットなどを活用すれば玄関やキッチンにもストックできます。
- ペンケース
- 持ち運ぶ想定がある場合は基本的にペンケースが必要です。
- 管理や使用の手間から、外出用と割り切ってカバンに常に入れておくとよいでしょう。
文房具も精鋭だけを残すようにすればスマート。
最終的に、住まいの文房具も精鋭だけを残すようにすれば、シンプルで快適な環境が整います。その際のステップは下記です。
- 必要なものを見極める。
- 使わないものは処分する。
- 自分のこだわりで選ぶ。
- 収納方法を工夫する。
文房具がスッキリ片付くと、作業の効率も上がり、家の中も整ってきます。余計なものを減らして、本当に必要なものだけに囲まれる生活を目指しましょう。
それでは、また。