フリーランスという働き方を体験するだけでも変わるもの

フリーランスとは

フリーランスという働き方

フリーランスとは、会社に属さず個人で仕事を請け負う働き方のことです。書類上としては「自営業」などと書くことになります。働き方としては、「個人事業主」という働き方になります。主に、受注スタイルで元の勤務先や営業先などで、仕事を請け負う形になるかと思います。

ただ、給与とかそういった面を置いておいて、フリーランスとしてやってみるという選択肢ですが、自身が年齢的に若くて、縛られない働き方というものに興味があって、失敗しても何とかなる見込みがある場合は見切り発車でも一度やってみるのが良いと思います。

意識が変わるメリット

というのも、仕事に関する意識が大きく変わるからです。自分の行動すべてが明日の稼ぎにつながるため、自分の実現したい思いや現実との折り合いなど、考える事は山ほどでてきます。また、多かれ少なかれ、営業やマーケティングによって、セルフプロデュースを考えることにもなるでしょう。

そういった日常を過ごしていくことで、フリーランスを始めて1年後には始める前と比べて、考える内容がかなり深まっていくと思います。(単純に歳を重ねたからかもしれませんが)もともと自身がハイスペックな人間でないという自覚があるのならば、より成長を感じることができると思います。何より、自分の行動が全ての結果を作る感じがするので、ぼーっとしていることが怖く、未来のことを考えざるを得ません。

もちろんリスクはあるので

ただ、もちろんリスクは少ないほうがいいので、Web上で完結できることだったり、週末でできることだったり、元手が掛からなかったりなどから始めるとよいでしょう。独立したら仕事をくれそうなつながりを作っておくことも大事です。

また、あくまでこれはフリーという働き方に興味がある人に対してであって、現状の働き方に満足している人や恐怖が大きい人、ビジネスにしたい好きなことがない人は、やめておいたほうがいいでしょう。おそらく、後悔することになるからです。

荷物

By: regan76 – CC BY 2.0

個人事業主を始めるにあたって、必要そうなもの

必要と思われるスキルのようなもの

個人事業主として始める中で、必要であろうものをざっと書き出してみます。別に個人事業主でなくともあったほうがいいことはいいです。いつ何時、会社を放り出されてもいいように。少しWeb寄りになっているとは思います。

■フリーでビジネスの根幹になるもの

・商品/サービスの品質(Web制作やプログラム構築やライティングスキルなど)
・商品の権利に関する法律知識(実務でのやりとりの仕方)

■不測の事態に備え日々の業務をスムーズに行なうためのもの

・自己管理能力(スケジュール・モチベーション・体調)
・リスクマネジメント
・業務で得た情報の管理方法

■ビジネスを継続するためのもの

・仕事をつくる力
・学習意欲(Webなど最新のものを取り入れる必要があるものは特に)
・先を見据えた計画力

■売上を増やすためのもの

・客観的評価力や分析力(発注/強みと弱みの把握)
・マーケティング手法
・営業力/交渉力(自分の仕事に対する自信)
・決断力
・人脈

■ビジネスをやる上で必要な事務

・契約書などの書類作成や法律の知識
・経理/仕訳知識/売上試算などマネーに関すること
・税金の納税や保険に関する節税知識

■性格による所が大きいが、経験などでも身につけて行きたいもの

・相手に合わせることができる性質(急な要望に対するスピーディな対応)
・謙虚な心としたたかさ(腹がたっても物腰は柔らかく意見は通す)

結構たくさんある

などなど、結構たくさんあるのです。会社設立でないので、フリーランスの手続きとしては書類を1〜2枚出すだけですが、フリーとして継続的にやっていくために必要なものは、これ以上にもあると思います。

実際に行動するときに

個人事業主を始めようと思い始めるときには

しかしながら、フリーランスを始めようというような方は、ある程度業務での経験もあって、商品力という点では割りと自信が持てる状態になっているのではないでしょうか。おそらく、まずは勤務先から仕事を分けてもらいつつ、新規案件を営業かけて行ったり派遣に登録してみたり、バイトしてみたり、クラウドソーシングに登録してみたりして、つなぎながら、徐々に増やしていけばよいのではないでしょうか。

独立した当初は、ほぼ営業に時間を割いてもいいと思います。事務系統は資金に余裕があるのなら専門家に任せてしまって、分からないことを聞きながら、徐々にできることは自分でやればいいですし、売上が上がってきたなら完全に任せて本業に集中するのが王道なのかもしれません。

目的を達成するための一つの手段にもなる

私の場合、Web制作の商品力すらもレベルアップしながらということが必要だったので、背伸び背伸びの毎日と情報収集とレベルアップを兼ねたサンプル制作がとても大変でした。そこに、時間をかなりとってしまい、フリーランスとしては、営業に力を割くことができず失敗でした。貯金も少なかったこともあり、断りたい仕事も断れず辛いものでした。

上記でフリーランスに必要なスキルを箇条書きしましたが、「人当たり」と「そこそこの技術」と「残念な案件を受けなくて済むだけの貯金」があれば、割りと早く成果に繋がっていくのではないでしょうか。私の場合はいっそフリーで修行を積むか。。という感じの目的でスタートしたので、その後テレワークにて雇われの道を選びました。

貯金は半年分は少なくとも必要

ネットで検索すれば、独立に関する情報がありますが、貯金は半年は欲しい、というのは本当その通りです。それが可能なら、絶対に無収入でも半年生き延びられるくらいの貯金は確保しておくことが大事です。さらに、その半年というのは、営業に時間を多く割いて半年かと思います。もし、私のように思うように経験が得られておらず、スキルアップや商品開発に時間をかける必要があるとするなら、もっと多くの貯金は欲しいところです。

とはいうものの、なかなかそういった思うような状態になっていないかもしれません。また、止むを得ない状況かもしれません。でしたら、そういった決断をするタイミングがあったなら、ダメだったときの就職活動も考慮しながら、タイミングの方を優先しても良いかもしれません。

これからの働き方

これから、正社員もあまり安泰でないと言われる時代、フリーランスという働き方もそう珍しいことではないかもしれません。たとえ失敗したとしても、成長が見込めるため、また組織の一員として働く際もフリーランスでの体験は役に立つこともあるでしょう。

といっても、単なるフリーランスでは社員より厳しいという感じは否めないので、どちらかというと「経験」という意味でのメリットを感じている次第です。

タイトルとURLをコピーしました