買い物は大事な仕事
買い物は重要なアクティビティです。今では、Amazonや楽天、Yahoo!などのECサイトを活用することで、商品の購入がボタンひとつで可能になり、買い物がずいぶん手軽になっていますね。
インターネットが発達するまでの買い物は、日用品や食料品など様々な商品を手に入れるために、以前は実際に店舗を訪れる必要がありました。
私自身、有名所のECサイトだけでなく、お土産、ネットスーパーなど日頃から買い物を助けてくれるツールとして、活用させてもらっています。土産も現地に行かずとも、王道の土産であればネットショップ展開しているので、インターネットで完結します。
インターネットでの買い物は、様々なブランドやメーカーの商品を一度に見比べることができるなど、商品の比較が容易であるために選択の失敗が減るメリットがあります。
また、レビューなども参考にすれば、自分が求めているニーズに対してその商品の強みと弱みが適合しているか、なども商品を判断する情報となりますし、ギフトに関してはじっくりと相談しながら決めることができます。
ECサイトの充実などにより、我々消費者の買い物において工夫が求められます。様々なセールも魅力的に展開されているので、こういったセールを活用することが生活の充実には欠かせません。
例えば、楽天スーパーセール、ブラックフライデー、プライムデー、大PayPay祭など、これらの特別なイベントは商品が通常よりもお得に手に入る機会として知られています。
これらのセール期間中にはさまざまな商品が割引やキャッシュバックの対象となり、消費者はその時期に購買活動を行うことで、安く買い物できた分だけ家計を節約できます。
セールに囚われすぎないように
しかし…そういったことはすでに多くの方が当たり前のように実践しているかと思われます。むしろ、便利さが浸透してきた時代だからこそ、セールに囚われすぎないようにするほうがよいのではないでしょうか。
セールはあくまで、購入のタイミングを可能なら若干ずらす程度の意識で問題なく、何が何でもセールで買うようにしたり、高いポイントを獲得するようにしたりする必要はないでしょう。
セールというのは、あくまで販売者側の提案。購入者である自分が買いたいときに合致しているなら、その提案に乗ればよいですし、そうでない場合はそもそもショッピングサイトを開かなければよいのです。
セールを追いかけるということは、主導権を販売者に握られているということになります。満足度の高い毎日を送ろうとするなら、主導権は自分が持っていないと、気づいたときに住まいは不要なもので溢れてしまいます。
何をもってお得とするか
そもそも、何をもってオトクと言えるのでしょうか。他に貴重な家族との時間だったり、趣味の時間だったりを犠牲にしていませんか?
そうであるなら、10%程度の割引は本当にオトクなのでしょうか。
モノが安くなることは、購入者にとってよいことではありますが、購入者にとってはお金と同じくらい時間というものは大事なはずです。その時間をセールに囚われてしまうことはもったいないことです。
ただ、モノを安く買おうとする思考を放棄することを良しとするわけではありません。もちろん、ちょっとした工夫。例えば、土曜に買うのを日曜に買うようにするだけでポイントがついたりする、といったような簡単な対策なら行ったほうがよいでしょう。
時間が大事と言いながら、ちょっとした工夫や努力で生活コストを抑えることができる方法を行わない、新しいやり方を調べもしない、というのはあまりよろしくない。そのコストは未来の自分の生活満足度から支払われていると思ったほうがよいでしょう。
ただし、何かセールがないか調べたりすることは空いた時間で行うものの、必要以上にセールに囚われすぎない。これは、「うまく買い物をする」うえで大事なポイントです。
そもそものセール商品
なぜなら、基本的にセールで安くなる傾向にあるのは、明確なニーズがある場合には選択されない商品だからです。むしろ、セールがなければ買わないものだったりします。
とにかく安くあればいい、というニーズの場合はセールを追うことにメリットがあると思います。しかし、日頃から使用感や導線を考えて生活している場合は、そう上手くセール商品と合致しません。
比較検討の末におのずと決定される購入候補商品というのは、ニーズが細かく価格帯も適正価格近くを推移しているために、あまり安売りされるタイプの商品ではなかったりします。
そのため、予算があるタイミングでAmazon、楽天、yahoo!のセールが行われているサイトで購入すればよいだけです。配送日に余裕があれば、多少日程を調整。余裕がなければ買えるときに買うだけです。
たしかに、セールで運良く欲しい物が安くなっていることもあるでしょう。思いのほか高い割引率を目にするタイミングもあります。すごく得をしているときもあるかもしれません。
あと、単純にセールはワクワクしますし、ポイント活動のような行為やセール情報を追うことが楽しいなら、それはそれでよいとは思います。ストレス解消にもなるかもしれません。
飲料や日用品はセール時に大量購入などでどう考えても安いケースも。そういったケースがあるからこそ、損をしたくない人間的心理から、セールを追うことをやめられないかもしれません。
セールを意識しすぎる弊害
しかし、そもそもセールは本当にオトクかどうかを一考するタイミングは持ったほうがよいでしょう。実はオトクではない状況なら、おそらく少なくともモヤッとしているはずです。
問いかけるとしたら、以下のようなことでしょうか。これ以外にも、自分がモヤッとしている状況があるのなら、何か他の項目があるかもしれません
- セールに囚われて必要以上に時間を使って自分のペースを乱していないでしょうか?
- 買い物に費やした時間、他の有意義なことに費やせたことはなかったでしょうか?
- セールに囚われて不要なお金を使っていないでしょうか?
こういったことで、セールを追うことに疲弊している瞬間があったり、セールにお得感をあまり感じなくなっているなら、冷静にセールを分析してもよいかもしれません。
お得かどうかを見極めるために、セールの割引率が高くとも、元々の販売価格が相場より高く設定されてはいないか見てみてください。
セールで安くなったとしても、他の品質が同程度の商品と同じくらいの価格だったりはしないでしょうか。他の類似商品で価格が安定している商品を見つけてください。
セールで最大限お得を目指すことによって、普通に買い物をするよりも1時間以上の時間がかかったりしていないでしょうか。かかっている時間を見てみてください。
自分が買おうとしている商品が、セールではない場合でも買う可能性があるか考えてみてください。買ったとして、ストックする場所が確保できるか、家が狭くなってしまわないか考えてみてください。
うまい買い物とは
うまい買い物というのは、自分が本当に必要なものを必要なだけ無理のない予算とタイミングで行なうことではないでしょうか。文字にすると至極当たり前のことです。
ポイント獲得は前もってのエントリーや登録が大きな配分を占めるため、時期的なものはルーティンで行われているセールさえ意識していればよいでしょう。
通常時と比べていくら安くなるか、ポイントを得るために時給いくらで働いているか、ということを意識すればよいのではないでしょうか。
もちろん、セールは意識しおきますが、必要以上に時間をかけて最大ポイントを獲得しようとサイトを回る必要はないです。その時間でできることは色々あるはずです。
吟味した結果として、欲しいものはセールにならないものと割り切っておくのです。タイムセールや時折出会うセールになっていたらラッキー程度。
セールに囚われすぎないことがうまく買い物をするということです。結局のところ必要を感じたタイミングが買い時ということになるでしょう。
そして気づくはずです。同じ予算なら、3つのものを買ってさほど役に立たない2つのものを買うより、予算が許す範囲で1つのみ買い物したほうが満足度が高い、ということに。