アルバイトを確保すると精神的なフォローにもなる
生活費という課題はあるが前向きに考えてみよう
週1では生活費を稼ぐことが出来ないではないですか。それではまずい・・・。
たしかにまだまだ勉強していたい所でしたが週1では行く意味がないのでは…とは思ったものの、行ける所は行っておこうと思い、週1のバイトに行くことにしました。私の場合は正解でした。雰囲気だけでも掴んでおくだけでも悪くはないし、一応期間的には経歴を獲得できます。ただし、内容は薄いことこの上ないですが。
さすがに週1だと、皆行こうとしないようであっさり決まりました。
アジトみたいなオフィスでアルバイト
そうして、週に1回バイトしながら就職活動をするというスケジュールになりました。オフィスはコンクリート。なかなかアジトみたいなオフィスでおつなものです。そんな中、ポチポチ仕事をこなしていましたが、このバイト先で不思議に思ったことがありました。それは、使っているイラレとフォトショのバージョンが古いということ。
訓練場でも、職業訓練生は古いバージョンを使っていましたが、それでも、イラレ9とフォトショ7。アルバイト先では、イラレが8でフォトショが6でした。
・・・どうしてさらに古いバージョンなんだろう。
これは、察するべきかな・・・と余計なことを思いながらも、始めての制作の仕事が楽しみでした。よし、早く仕事を覚えてバリバリやるぞと、私はやる気をたぎらせていたのでした。・・・週1ですが。
ソフトのバージョンが古いことに関して
Adobeのソフトのバージョンが古いことに関して、聞いたのですが、理由としては印刷関連の仕事の場合、完成品であるチラシなどを作る際、印刷所に「入稿データ」というものを作って渡すのですが、印刷所の指定するバージョンに合わせないといけないというルールがあるようでした。
そもそも、なぜそんなに古いものを使っているかというと、設備投資費用もさることながら、不具合などの観点から安定してからのバージョンアップを行うなどが理由のようです。まあ、対応してくれる印刷所へ行けばバージョンが新しいことに問題はないです。ネット入稿であればPDFなどで入稿したりできるので、どうしてもという理由がない限り、資金に余裕があれば最新版を使っても問題ないということになります。
厳しい状況ではあるが進むことしか解決策はない
転職活動は続く
転職活動を始めて1ヶ月。 書類を送っては、たまに面接の日々が続いていました。気が付けば正社員とアルバイトで50社以上は応募していました。飲食業に入った時、これほど応募をしたでしょうか。しかしながら、1カ月で50社くらいといっても別に大変なことではなくて、気持ちいいくらいに書類の時点で落ちるので、どんどん応募していたらそうなっていました。
ダメ元と思っていると、不思議と傷つかずに済みます。すみません、嘘です。ただ、何とかなるものです。履歴書と職務経歴書、さらにポートフォリオを送るので手間と出費はそのぶん膨らみますが、時折頂く社交辞令を良いように捉えながら、時折頂く厳しい言葉に打ちひしがれながら、アルバイト先の優しい社長に励まされながら、日々は過ぎて行きました。
DTPだけでなくWeb系のバイトなどもあたっていたため、応募の合間にWebの知識も入れたりあれやこれやと、ひたすらに勉強して次を狙い続けました。その時HTMLに関しては完全に諦めていた状態です。
基本的なことを見落としている
そんなある時、その甲斐あってか、とある面接先で
「君は何がやりたいの?」
と、ポーカーフェイスで言われることとなりました。確かに思い返してみると、がむしゃらに頑張ってはいるけど何がやりたいのか伝わってこない、という感じだったのは否めません。私の場合は、明確に一点を付いたここでこれがやりたい、が足りませんでした。
それもそのはず、面接ではその人との空気が合うかどうかもありますが、理解が足りないと伝えられませんし、やりたいならもっと理解しているはずだし。やりたいこととその企業が合致しているか。応募者の空気がその企業と合致しているか。などといったポイントは普通の面接と変わりなく重要なことです。
経験において足りない分、ポートフォリオで足りない分、こういった部分がより重要になってきます。逆を言えば、そういった部分をクリアすれば可能性は十分にあるということです。もちろん、明らかに高い技術が必要なことに、人柄や気持ちだけでは不可能に近いです。また、入ってからも努力できないと上手く潜り込めたとしても、おそらく病みます。
できるだけ条件の良いところに、行きたいと思うかもしれませんが、そういった所は経験者や表現力の高い人たち、または同じような立場の人たちも大勢応募するので難易度は格段に上がります。条件はまずは妥協しましょう。