仕事であった嫌なモヤモヤを打ち消すにはバカバカしい台詞が意外と有効かもしれない

仕事をしていると色々なことでモヤモヤ

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仕事をしていると色々なことでモヤモヤすることがあると思います。周囲に嫌われているのか?意見が遠回しに否定されているのか?褒められているようで実は馬鹿にされているのか?足元を見られているのか?

社会生活において、はっきりとしない答えがでないモヤモヤというものは定期的に体感することになるでしょう。ストレスの多い職場といわれるところにいるならなおさらでしょう。

仕事上のコミュニケーションで自分が憂鬱になるような出来事があったとき、いったんは時間の無駄と流したりすると思います。しかし、思考のどこかでモヤモヤとし続けることがあるかもしれません。

さて、これらの色々な事象に答えを出そうとしても、出しきれない。でも、できるだけ正しい結論を出したいと考えているとき、どうも納得できないような感情が残っているとき、大事なことがあります。

ある程度考えたあとは思考から逃げる

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それは、ある程度考えたあとは思考から逃げることです。そして、このときに自分の至らない部分などもある程度想定しつつ、それでも腹立たしい部分や気に入らない気持ちに向き合います。

相手が配慮して言葉を発していると考えないほうがいいです。自分の利益だけで行動していると考えておいたほうがいいです。実際には違うとしても、ひとまずはそう思っておきます。

仕事であった嫌なモヤモヤというのは、自分に対する遠回しな否定や侮辱、不利益を感じているときに感じるものかと思います。そして、モヤモヤした類の感情は、概ね自分の不満の気持ちに正直になれていないときに発生します。

自分の思考に対して、自分のポリシーとして正しいかどうか、あの人はどう思うか、常識はどうか、評価はどうなるか、など他人軸に寄り過ぎているときに発生すると結論づけておきます。

自分に正直になってみると、だいたいのモヤモヤは怒りの感情に変わるはずです。まずは、モヤモヤを怒りの感情に変換します。変換することができたら、次のステップとして言葉を発します。

発する台詞はこれです。「この仕事、絶対辞めてやる」です。この言葉を発することで、強制的に堂々巡りする思考をシャットダウンできます。仕事さえやめれば仕事からのモヤモヤは根本的に回避できるのですから。

負け犬のような台詞

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負け犬のような台詞ですが、この言葉を脳内でもいいので発してみると、実際に仕事を辞めたときに襲い掛かってくるであろう生活の恐怖が良い感じで自分を律してくれます。

「この仕事、絶対辞めてやる」という言葉を発することで脳のスイッチが切り替わります。「仕事を辞めるにはどうするか?」ということに思考がシフトするのです。

今の仕事を辞めるためには、現在の仕事ではないもので別の収入源を確保する必要があることは、簡単な答えです。それは独立かもしれませんし転職かもしれませんし、その他かもしれません。

そうして、具体的な行動策に思考がシフトすると不思議とモヤモヤが薄まっていくはずです。というしに、モヤモヤの原因である自分の主張や、他者の行動を分析している余裕がなくなるからです。

脳内の思考は金策の方にエネルギーを使うようになって、倫理や人間関係の機微に必要以上に捕らわれなくなります。自分の主張が通せたかどうか、実利的にはどうか、という面で考える方向性になります。

今いる場所から離脱する必要がある

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自分の感じたモヤモヤがただの被害妄想だったとしたら、負の感情に捉われる時間が短くて済みますし、自分の感じたモヤモヤが正解だとしたら、なおさらどうにかして今いる場所から離脱する必要があるはずです。

なお、このとき特に生活や孤立の恐怖を感じないのなら、辞めてしまえばいいと思います。生活や孤立の恐怖があるから、組織やコミュニティでの他者の目を必要以上に恐れる部分があると思います。

それらを一切感じない、感じても必要以上に恐れていないならすでに「この仕事、絶対辞めてやる」ができるカードを持っているのかと思います。

「無謀」というカードかもしれませんが、無謀カードを持っている場合はそもそも周囲が何を言おうと関係ないはずです。きっとカードを持っていますし、我慢できず使ってしまいます。

大事なのは自分の正直な気持ちに向き合うこと

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そうはいっても、転職も難しいし、独立も難しい、貯金も少ないし、と思っている面もすでに認識しているからこそ「この仕事、絶対辞めてやる」という言葉は現実的ではないと感じるのではないでしょうか。

家族や大切な人のことを考えたら、そう簡単に辞められるわけがないのに。と。

もちろん、そう簡単ではありません。しかし、大事なのはモヤモヤを消すために自分の正直な気持ちに向き合うことなのです。簡単ではないのは理解しています。理解しているのと、納得しているのとは、また違います。

納得していないことは、感情として屈服している状態です。これは、人間として不満です。ただ、不満だったとしても現実をみたら理解できます。でも納得していないのです。

そういうとき、基本的に人は自分をコントロールするため、愚痴を吐いたりします。よくある飲み屋やカフェでの光景です。人と会えないことでのストレスは主にこれができていないことなのかと思います。

あくまで自分だけで吐き出すことがポイント

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ただし、ここでの注意点は、愚痴を吐きあうことが必要なのではありません。愚痴だけを言い合っている状態は現状のストレスをひとまず消化するだけで、現実的な解決策ではないことは心得ておく必要があります。

愚痴を言い合う相手の愚痴も入ってくるので、相手の愚痴の視点が違い過ぎて共感できない共感できない場合はこれもストレス。ストレス処理の方法としては、諸刃の剣になってしまいます。

それに、愚痴の内容に共感しすぎても、愚痴の方向性が間違っていたときは視野が狭くなって無謀カードを手に入れてしまうかもしれません。また、似た者同士で成長に繋がりにくい可能性もあります。

愚痴を吐いたような効果を得ながら、延々と愚痴を言い合うような非建設的な思考のループに入ってしまわないための方策が必要なのです。なので、あくまで自分だけで吐き出すことがポイントなのです。

だからこそ、最終的には自分だけの言葉として脳内で吐き出すのです。他者を理解する行為はいったん横に置いて、「この仕事、絶対辞めてやる」と。

実現が難しいタイミングでは、バカバカしいような台詞ですが、自分の中の「納得」していない気持ちをコントロールするための有効な手段なのです。

実現可能な目標とすること

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詭弁的ですが、いずれは仕事を辞めます。定年まで働いたとしても、いずれは仕事を辞めます。生涯現役で会社や取引先が存続していたとしても、急死ではない限りいずれは仕事を辞めます。

人は自分が実現できないことを言ってしまうと、恥ずかしさのような感情から言ってしまったことを忘れようとしてしまいます。ということは、目的を忘れてしまうということです。

それに、言ったことを実現できないと、自尊心は失われていきます。そのため、自尊心を失わないよう努力をしたりするのですが、難易度の高い目標はなかなかに努力や運が必要です。

かといって、難易度が高いからと目的に蓋をしてしまうと、目的に蓋をする癖がついて自分の行動力を無くしてしまうという副作用が発生します。

そういった観点からも、詭弁的ではあるものの実現可能性があり、嘘をついたことにはならないために「この仕事、絶対辞めてやる」という台詞を使うのです。

なお、感情のコントロールに重点を置くなら、仕事を辞める期限を切らないこと。そうすることで、自分の不満に正直でありながら、実現可能な目標とすることができます。

誰でも実現可能な目標なのが、この台詞のいいところ。本当はすぐ辞めるということが目標として正解なのでしょうが、吐き出す言葉としては問題ありません。仕事を辞めるまでの年月時間が違うだけですから。

実現が手に届く範囲になってきたり、具体的に行動を起こさないといけなかったりするタイミングと感じていたりするならば、もちろん具体的な期日を設けて具体的な計画を立てましょう。

基本的に他者のことを考えすぎ

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モヤモヤの正体は、基本的に他者のことを考えすぎです。もちろん円滑な人間関係を築こうとするなら、他者のことを考えないと自分のことも考えてもらえません。

ただ、他者のことを理解していたとしても、納得していないからモヤモヤするのです。

それでも、他者のことを考えすぎているときというのは、他者に対して適切な行動を取れていないものです。必要以上に優しい態度を取ってしまったり、誤解されてモチベーションを下げるような配慮をしてしまったり。

だからといって、自分の要望や不満を主張しないのは体に毒ですし、主張してしまったことでうまく回らなかったり肩身が狭くなったというなら、自分の主張は通してはいけないということでしょう。

もしくは、自分の主張の通し方を工夫する必要があるかもしれません。

根本的に解消するための積み重ねを

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「この仕事、絶対辞めてやる」を実行できるカードを手に入れるまでに、日々の出来事一つ一つに対して、我慢するにせよ、自我を通すにせよ、仕事を辞めるカードが手に入るまではどちらにせよ仕事継続です。

仕事を継続する間は、できるだけ日々の不満を軽くするために交渉や業務貢献も必要でしょう。業務としての目的を果たしながら不満を根本的に解消するための積み重ねをしていきましょう。

必要な行動や材料は淡々と積み重ねていかないといけないので、積み重ねの年月が短いのか、長いのか、それは人それぞれ。できるだけ短くできるように、自分が今できることは何かに焦点を当てて取り組んでいきましょう。

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