今歩いているところと、自分の方向性と、初心に帰るということと。

立つ

By: Bolshakov – CC BY 2.0

今歩いているところは、どこらへんにいるんだろう

現在のことをやっている理由は理解している?

今やっている仕事や生活習慣。現在あなたがやっていることは、どうしてやっているんでしょう?

単純に生活のためだから、
夢のステップのためだから、
単純にやってみると楽しいから、
社会に対する貢献を実感したいから、
たまにある嬉しいことがやみつきになるから、

などなど、理由は人それぞれあるでしょう。そんななか、ふと自分の位置を見直すときがあるのではないでしょうか。私の場合は、思い通りにステップを重ねられているか?といったことを、定期的に見直しています。

自分の今は想像できていなかった

自分の方向性というものを考えてみたときに、5年前、10年前の自分は、現状を想像できたでしょうか?ぼんやりとした方向は、想像できたものの、今の場所へ進むための手段や手法は、ちょっと想像と違ったのではないでしょうか。

私の場合、想像していなかったやり方で日々が進んでいっていることが面白いな、と思う次第です。例えば、現在は一日の大半はパソコンを使って作業していますが、昔はとてもアナログな人間だったので、一日の大半をパソコン画面に向かっていることは、想像できませんでした。

他にも、働き方の面でも会社員以外の働き方を経験するなんて想像も付きませんでした。正社員が当たり前と思っていたので、最初の会社を退職するときは、相当怖かったものです。しかし、現在は在宅ワーク(テレワーク)などを体験し、出勤と在宅のメリット・デメリットを感じたりしながら、今に至っています。

社員だけが働く方法ではない

他にも働き方としては、派遣をしながらフリーランス。週の3日だけ社員として勤務し、残りの日はフリーランス、といったような働き方もありますし、アフィリエイトのような広告収入にて稼ぎを得るという方法もあります。

そういった働き方の多様化が進んできたなか、私の目的としては、稼ぎと自立した時間と心の豊かさのバランスが取れた働き方をするということが想いとしてあります。これは、出来る限り家族の時間というものを大切にしていきたいという願いからそう思っています。

経済状況や、自分のスキルの状況などから、まだまだ課題は多いですが一歩一歩前に進んでいけているのではないか、といった状況です。

行きたい方向性のためのスキルについて考える

取り組むこと

そんななか、働くうえで身につけていくスキルについては、全ての業種においてできる限り包括的に物事に取り組んでいく必要を感じます。なぜなら、仕事というものは必ず「何のために」という着地点があり、その着地点に至ろうとするには、自分が行っていることをそう簡単に区切れるものではないからです。

例えば、デザイナーといっても、「素材やテキストをレイアウトする」だけでは、「何のために」というビジネスの目的を達成しきれないことがあると思います。少なからず、人の心理的な動きやマーケティングの知識、商品に関する知識、薬事法や著作権、Webに関わってくるのであれば検索エンジンやSNSの知識など、あればいいスキルを挙げればきりがありません。

必要な知識は自分次第で増えていく

自分の体感から、少なくともWebに関わる場合、必要な知識はとても多いと思います。特に、Webというだけですべて一括りにして考えてしまうと、先程も書いた通り、人の心理やマーケティング云々、ECサイト(ショッピングサイト)であれば薬事法などなど多くの知識が必要になってしまいます。(もちろん役割分担されていれば、特段必要な場面にならないが)

とは言いますものの、もちろん、何でもできますは何もできませんと同義であることと(単純に費やした時間分そのスキルが上がるので、そういった認識をされる)、常に情報は新しくなっていくので、自分の核となるスキルは磨き続けていないと、強みのない人間になってしまいます。

理想としては、足りないところを補ってもらえる人との繋がりと、その人たちとコミュニケーションできるだけの幅広い知識を持ちつつ、自分が強みとする技術や特性を組み合わせた上で
スキルを強化させていくことが必要不可欠ではなかろうかと思います。

情報を捨てることも必要

情報が多い現代社会だからこそ、いい情報だったとしても自分には必要ない情報も多いので、捨てる作業が必要です。多くのことを知っていることはアドバンテージになりますが、その多くの情報に振り回されて、自分の核になる技術がおざなりになってしまっては意味がありません。

情報収集に熱心になってくると、あれもこれもと手を伸ばしてしまう傾向になると思います。
しばらくは、情報の処理の練習にもなっていいのかな、と思いますが、インプットばかりだと知識が自分の中で定着しないので、あまりよくありません。

ある程度、情報がインプットできてきたら、どんどんアウトプットをしていかないといけないのですが、なかなか難しいものです。

「これ、いいらしい」よりも「これ、したい」

正解がありそうだけど

私には、興味深いことがいっぱいあります。他の人がどういったことを考え、どう行動した結果、どういった生活をしているか、私はとても興味があります。どうしようもない現実なども、あるかもしれませんが、多くの場合その人の考え方がその人の今を作っていると思います。

そんな情報を目にすることで、「これ、いいらしい」というものが見えてきます。多くの成功談が、そこかしこで語られており、そこで語られている内容はどれもやったほうがいいことではありますが、全部は到底できません。また、自分の状況とその人の状況は違うため、完全に参考になることはありません。

また、多くの人が目にする情報というものは、ある程度、世の中の流れを捉えるという点において品質が担保されてはいますが、それは、多くの人が目指してしまう方向性にもなってしまうため、語られる時点では、狙い目だった場所が激戦の場所へ変わってしまうことも、往々にしてあるのではないでしょうか。

目先と長い目を見ていこう

というしに、そういった流行る情報というものは陳腐化しやすい賞味期限の短いスキルだったりするのです。10年後、社会の発展がどうなるかなんて大体のイメージは付けど、実際には、おそらく想像していないことがらもどんどん当たり前になっているんだと思います。

スキル習得というものは、得てして時間がかかってしまうもの。ですから、「これ、いいらしい」という世の流れは捉えつつも、「これ、したい」というものを上手く見失わないようにしていきたいものです。それが、先を見据えた行動になるのではないかな、と思っています。

頑張れない理由だったりする

というのも、「これ、いいらしい」で行動を選ぶと、壁にぶつかったときに頑張れません。私の現状を見てみても頑張れていません。「これ、したい」であれば、どうにか迂回ルートを通りながらでも何とか実行しようとします。自分の体感からそう思います。

そんななかで、迷ったり、手一杯な感じになってきたら初心を思い返すのが、自分の方向性を確認する良い手段だと思います。冒頭で述べたように、思い通りにステップを重ねられているか?といったことが、私が定期的に見直すポイントです。

どちらかというと「したくない」ことが目に付くかもしれない

したいことはハッキリとはわからない

自分を見つめなおして、したいことと探したとしても「これ、したい」というものが見つからなかったりします。いざ、したいと思うことを考えてみても、実際そのしたいことをいざやってみると、何か違ったりします。

そういったとき、自分が本当にやりたいことを見つけるにあたっての一つの方法として言えるのが、業務や日常なんでも、「やらねばと思っていたが、やりきれなかったこと」を探すことです。

例えば、プロジェクトの中であと一歩頑張ればよかったかもしれない。という体験があったとします。業務における反省ですね。しかし、その一歩が、どうしても「動けない」といった体験はないでしょうか?

その体験をよく紐解いてみてください。その中には、きっといくつかの「やりたくない」が隠れているはずです。行動として、アクションを起こすときは「やりたい」という思いが発端ですが、アクションを起こさないときは「やりたくない」という思いが発端です。

着地点を少しずつ具体的なものにしていく

私の場合は、飲食業勤務時代は、マネジメントのようなことを知識だけで行なうのではなく、何か一つの事柄はプレイヤーとして経験したうえで、チームでミッションを実現したいという思いがありました。マネジメントやディレクションを行なう場合は、できるだけ作業に入りたくありません。

そして、その状態になる前には、作業としては黙々と一人で取り組み、コミュニケーションはコミュニケーションとして分離したワークスタイルを貫きたいという思いがあったのでした。

さらには、ここぞというときに、どうしても自分に自信が持てないということが引っかかっていました。それを掘り下げていくと、学生時代にもっとやりきれたはずなのに、斜に構えて、何ひとつやり遂げたという体験がないことに由来するのでした。それをさらに掘り下げると、何かを作るという作業でした。

選択できることを選択していく

これからも引き続き変わっていく

しかし、その作るという方法に特にこだわりはなく、変わっていく状況の中で選択できることをやるという心づもりです。

やりたいことが分かるのであればそれを、やりたくないことが分かればその逆のことを、それが自分のやりたいことだと思うのです。それが実現できない間は、完全にクールに割り切るというやり方が必要でしょう。

自分という商品価値を最大化していくなかで、絶対に捨ててはいけない根本の思い、たまにはそれを見つめなおしてみる時間をとって、一歩一歩着実に思う生活にしていきたいものです。自分の最適化は、この先ずっと行っていかないといけないのですから。

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